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COLUMN コラム

ラドン温泉の効能とは?特徴や安全性について詳しく解説

2025-02-20

「ラドン温泉」と聞くと、少し不安に感じる方もいるかもしれません。

ラドン温泉は、浴槽内に一定濃度のラドンガスを含んだ温泉を意味します。ラドンという自然界に存在する微量の放射線を含まれていますが、実は古くから湯治場として多くの方に親しまれてきた様々な効能を持った温泉なのです。

本記事では、ラドン温泉の効能や特徴、その安全性について詳しくご紹介します。ラドン温泉にご興味のある方は、ぜひ最後までご覧になって下さい。

ラドン温泉とは?

ラドン温泉はどのような温泉なのでしょうか。ここでは、ラドン温泉の概要とその歴史について解説します。

放射能泉としての定義

ラドン温泉は、「放射能泉」と呼ばれることがあります。放射能泉の定義は、温泉水1kg中に30×10-10キュリー以上のラドンを含有する温泉です。

放射能泉は、ラドン温泉とラジウム温泉の総称として使われる用語ですが、厳密には成分が異なることがあります。ラドンは、放射能のウランがラジウムに変化し、さらにラジウムが変化して生まれる原子です。そして、ラジウムは鉱物で固体、ラドンはガスで気体なのです。ラジウム温泉には、ラジウム自体以外にも、ラジウムが変化した後のラドン、トロン、リチウム、ポロニウム、ストロンチウムなどの放射能が含まれています。一方、ラドン温泉の主な成分はラドンというガスです。

ラドン温泉の歴史

ラドン温泉は戦前から人々に認識されています。ラドン温泉の歴史を見ていきましょう。

1920年代のロシア

1920年代、ロシアでラドン温泉には効能があると考えられ注目を集め始めました。当時、放射線の影響に関する研究が進められる中で、ラドンを含む温泉が健康に良い影響を与えるとされてきました。

1939年の三朝温泉療養所

日本では、1939年に鳥取県の三朝温泉に療養所が開設され、ラドンの効能を活用した温泉療法が本格化しました。鳥取県にある三朝温泉は、世界的にもラドン含有量が高く、湯治場として評価を高めていきました。

1972年のラドン開発事業団

1972年には、日本国内でラドンの有用性を調査・開発する目的で「ラドン開発事業団」が設立され、温泉施設での活用が広がりました。

1980年代のラドン温泉ブーム

1980年代に入ると、健康志向の高まりとともにラドン温泉がブームとなり、多くの温泉地でラドン含有をアピールする施設が増加しました。現在もその効能が注目され、多くの人々が訪れています。

ラドン温泉の種類

ラドン温泉には、天然のものと人口のものがあり、また、効能や楽しみ方にもバリエーションがあります。

天然のラドン温泉と人工のラドン温泉

天然ラドン温泉の仕組みと例

天然温泉は、地下から自然に湧いていて、その成分が温泉法の基準を達しているものです。つまり、天然ラドン温泉というのは、地下から湧き出した温泉にラドンがすでに含まれているものです。日本ではまれですが、愛知県の猿投温泉が天然ラドン温泉としてよく知られています。

人工ラドン温泉の仕組みと例

人工温泉とは、お湯に後から人の手で成分を付け加えたものを指します。人工ラドン温泉は、

お湯や通常の温泉に、ラドンガスの成分をあとから加えたものです。

日本では、戦後ラドンを人工的に作る装置の開発が進み、人工ラドン温泉を楽しむことができるようになりました。

ラドン温泉の楽しみ方の種類

温泉というと、お湯につかっているイメージが頭に浮かぶと思いますが、ラドン温泉はそれ以外にも楽しみ方があります。

入浴

最も一般的な方法はもちろんお湯に浸かる入浴です。ラドンガスは、お湯の温度が低いとより多く含有されるという特徴があります。そのため、ラドン温泉は38~40℃程度の比較的ぬる湯のことが多いです。

飲泉

ラドン温泉では、温泉水を直接飲む「飲泉」が可能です。ラドン温泉を飲むことで体の内側からの健康維持を目指します。ただし、飲泉が認められていない場合もあること、また、1日に飲む量も施設により個別に推奨されていることには注意が必要です。効能をしっかりと得るためにも飲泉は適切な方法で実施する必要があります。

吸引

ラドン温泉ならではの楽しみ方として「吸引」があります。ラドンは気体ですので、温泉の湯気や空気中に含まれるラドンを吸い込むことで、成分を体内に取り込みます。専用の吸引設備が整っている施設や密閉された空間の施設では、効率的にラドンを吸引できる環境が提供されています。

ラドン温泉の効能

温泉療法に使われているラドン温泉には、どのような効能があるのでしょうか。ここでは適応症について詳しくご紹介します。

ラドン温泉の現在の適応症

ラドン温泉(放射能泉)の適応症としては、環境省の通知により、高尿酸血症、関節リウマチ、強直性脊椎炎が挙げられています。

高尿酸血症(痛風)

ラドン温泉の入浴は、尿酸の排出を促進すると考えられています。

高尿酸血症は、血液中の尿酸が過剰にたまった状態になっています。この状態が持続すると、痛風や尿路結石、さらなる腎機能の低下を引き起こす可能性があります。最近の研究では、高尿酸血症が心血管疾患や脳卒中のリスクを高めることも分かっています。高尿酸血症の治療には、食事の見直し(プリン体の多い食品やアルコールの制限)、適正体重の維持、そして薬物療法などが用いられます。

高尿酸血症に対する効能の面では、ラドン温泉に浸かることが尿酸の排泄につながり、高尿酸血症の尿酸値が低下すると考えられています。

関節リウマチ

関節リウマチは、主に手足や膝の関節に炎症が生じる病気です。ラドン温泉の適応症には関節リウマチがあり、効能が期待されます。

関節リウマチは進行すると軟骨や骨が破壊され、関節の機能が低下します。特徴的な症状としては慢性的な痛みで、日常生活に大きな影響を及ぼします。痛みを抑えるために、消炎鎮痛薬が一般的に処方されます。

ラドン温泉の温熱効果や微量放射線が代謝を促して、関節リウマチの炎症を和らげる効能が期待されています。ただし、具体的なメカニズムはまだ明確になっていませんが、入浴した後に痛みが軽減したという報告もあり、関節リウマチの治療として研究が進められています。

強直性脊椎炎

ラドン温泉の適応には強直性脊椎炎という病気もあり、効能が注目されています。

強直性脊椎炎は、脊椎や大きな関節に炎症が起こり、進行すると関節が硬直して動かしにくくなる疾患です。強直性脊椎炎は難病に指定されています。時間の経過とともに背骨全体や頸部にまで影響を及ぼします。悪化すると、脊椎が前方に曲がることで姿勢が変化し、日常生活に支障をきたすことがあります。病気の治療もあまり定まっていません。

強直性脊椎炎における効能としては、痛みを抑えるという点で注目されています。ラドンを含む温泉に入浴することで血流が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、関節の可動域を保つ助けとなると考えられています。ただし、これも正確にはメカニズムが明らかになっていません。

ラドン温泉のさらなる効能の可能性

ラドン温泉は、ほかにもさまざまな効能の可能性があるといわれており、日々研究されています。ここでは、ラドン温泉の研究や、効能の可能性があるとされている病気について解説します。

研究が進められているラドン温泉

一部の医療機関では治療としての研究が進められている

岡山県にある岡山大学病院三朝医療センターでは、ラドン温泉を活用した治療が研究されています。また、これに隣接して設置された三朝ラドン効果研究施設には、ラドン吸入装置を使って、ラドンの効能の検証や効能のメカニズムの解明が実施されています。海外でも、医療行為としてラドンが活用されてきました。ドイツやオーストリアでは、高濃度のラドンが含まれている洞窟がサウナのような仕組みとして活用されていて、これには社会医療保険が適用されています。

一般の治療を補完する可能性がある

一般の医療機関で実施されている薬物療法や手術は、現代社会の医療行為の中心です。一方で、こうした西洋医学にもとづく治療では改善されにくい病気もあります。たとえば、新型コロナウイルス感染症の後遺症は、メカニズムがはっきりとわからないため、通常の治療薬では対応が難しい場合に、補完的な療法として漢方薬が用いられることもあります。これと同様に、ラドン温泉は一般的な治療を補完する形で、様々な病気に対する効能が研究されているのです。

ラドン温泉の効能の可能性がある病気

消化器の病気(胃潰瘍、慢性胃炎など)

温泉水が消化器系の病気である胃潰瘍や慢性胃炎に対して効能が期待されることを示した研究があります。この研究では温泉水が胃に入ることで胃粘膜の血流低下が抑えられる傾向が確認されました。

胃潰瘍や慢性胃炎は、胃粘膜の炎症を伴い、血流が悪化しやすい状態になります。温泉水がこの血流低下を調整し、粘膜の状態を安定させる可能性があると考えられます。ラドン温泉の中には飲泉可能なものもあり、胃に直接入れることで胃の粘膜の血流を適切に保つ働きがあるとされ、胃の調子を整えたい方に利用されることがあります。

呼吸器の病気(気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患など)

気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの慢性的な呼吸器疾患を持つ人にとって、ラドン温泉の環境や成分がプラスに働くケースがあります。

気管支喘息やCOPDでは呼吸機能が低下していますが、温泉地の多くは空気が清浄で湿度が高いために気道への刺激が少なく、深い呼吸がしやすくなると考えられます。ラドン温泉では、蒸気を吸い込むことでラドンガスの成分を取り込むことができますので、それが粘膜を潤わせるという可能性もあります。

また、ストレスによる自律神経などの乱れが気道を収縮させることがあり、これが気管支喘息やCOPDの症状の悪化につながります。

療養泉には、血流促進やリラックス効果が指摘されており、自律神経を安定させる働きが呼吸器の不調に良い影響を与える可能性があります。

幅広い不調に効果が期待できるラドン温泉

上記の他にも、ラドン温泉は、循環器の病気(高血圧、動脈硬化など)、糖尿病、がん、アトピー性皮膚炎などの病気に対して、効能があるかもしれないとされています。また、病気の治療だけでなく、ラドン温泉はちょっとした体の不調を和らげることを目的でも利用されています。

痛みやストレス

痛みを和らげる効能の可能性が考えられます。ラドン温泉は、血管を広げ血液の流れを良くすることで、痛みの原因物質を分解・排出します。実際に、体内で血管を広げる物質が増え、血管を縮める物質が減少することが研究で確認されています。これにより鎮痛の効能が期待されるのです。

また、リラックス効果についても研究されています。リラックスすることで低下する唾液腺の成分を使って、リラックス度合いの変化をみた研究では、家庭用浴槽の水道水よりも温泉水でより低下することが分かっています。つまりラドン温泉に入ることで通常の入浴よりもリラックスできるとされているのです。こうした鎮痛の効能やリラックス効果を目的に利用される場面があります。

老化予防

ラドンの濃度が高い状態でおこなわれた研究では、過剰な活性酸素を除去する物質が増えたことが確認されました。ラドン温泉では老化防止という効能も期待できる可能性があります。まだ研究の途中段階のためラドン温泉がただちに老化予防に効果的というわけではありませんが、今後、ラドン温泉の効能として老化予防が加わる可能性もあります。

ラドン温泉の安全性

ラドン温泉は放射線を含む温泉ですが、安全性は大丈夫なのでしょうか。ここでは、ラドン温泉の安全性について詳しく解説します。

ラドン温泉の身体への影響の懸念

ラドン温泉は放射線を含む温泉のため、「放射線=危険」というイメージから不安を持つ方もいるかもしれません。しかし、実際にはラドン温泉の放射線量は極めて微量であり、入浴による被ばくの心配はありません。

放射線で身体に害が出る量

一般的に、人体に悪影響を及ぼす放射線量は150ミリシーベルト以上とされています。

ラドン温泉の放射線の量

一方、ラドン温泉の放射線量は、例えば新潟県の杉村温泉で0.2~0.5マイクロシーベルト/時間、鳥取県の三朝温泉で0.15マイクロシーベルト/時間です。これを計算すると、300年以上もの時間で浸かり続けない限り、危険なレベルには達しません。そのため、ラドン温泉での被ばくを気にする必要はありません。

微量の放射線は体に良いともいえる

放射線=有害とは限らない

放射線は一概に有害とはいえず、ごく微量を浴びることで健康に良い効能の可能性があるとされています。これを「ホルミシス効果」と呼びます。

放射線は医療にも活用されている

放射線は医療分野でがん治療や検査に広く活用されています。がん治療では放射線療法がおこなわれ、放射線の持つ作用が医療の現場で役立っています。

ホルミシス効果で期待される作用

研究によると、微量の放射線が、老化抑制やがんの抑制などに関与する可能性があると報告されています。ラドン温泉の湯治文化も、このような特性が注目される一因と考えられます。

まとめ

歴史あるラドン温泉の効能について解説しました。ラドン温泉には、高尿酸血症、関節リウマチ、強直性脊椎炎が適応症として効能とされているほか、消化器や呼吸器の病気に対する効能、痛みを摂る効能やリラックスさせる効能、老化予防にも効能があるかもしれません。また、放射線量は極めて微量であり、健康を害する心配はありません。効能が気になった方は、ぜひ一度ラドン温泉を試してみてはいかがでしょうか。

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