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COLUMN コラム

ラドン温泉で被ばくする? 安全性と温浴効果について詳しく解説

2025-04-30

ラドン温泉で被ばくする? 安全性と温浴効果について詳しく解説

「ラドン温泉に浸かることで被ばくしないの?」「放射線を浴びて本当に体に害はないのだろうか?」このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「放射線」という言葉に不安を感じるのも自然なことです。ラドン温泉は、微量の放射線を含む温泉として知られており、古くから健康効果が期待される温泉として親しまれてきました。

この記事では、ラドン温泉の被ばく量や体への影響、安全な楽しみ方についてわかりやすく解説します。実際に訪れてみたいおすすめのラドン温泉もご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

ラドン温泉と被ばく

ラドン温泉と被ばく

ラドン温泉は、放射性物質であるラドンを含む温泉として知られています。被ばくが気になる方もいると思いますが、適切な利用であれば健康に問題はありません。

むしろ、さまざまな健康効果が期待できます。ここでは、ラドン温泉の被ばく量が本当に安全なのか、日常生活の被ばく量と比較しながら確認していきましょう。

ラドン温泉の被ばく量

ラドン温泉の被ばく量は温泉によって異なりますが、一般的に健康に影響を与えない微量レベルです。被ばく量は、1時間で0.3~0.5マイクロシーベルトほどだといわれています。ラドン量が最も多い温泉の場合は、約13マイクロシーベルトです。

これは極微量なため、人体に悪影響はもたらしません。微量の放射線はホルミシス効果といって、適度な刺激を人体に与えて良い効果を与えます。

日常生活での被ばく量と比較したラドン温泉の被ばく量

ラドン温泉の被ばく量が1時間あたり約0.3~0.5マイクロシーベルトだといわれても、多いのか少ないのか判断に困ってしまう方もいるでしょう。

短時間で約200シーベルトの放射線を浴びると、健康に影響があるといわれています。1マイクロシーベルトは1シーベルトの100万分の1であることを考えると、ラドン温泉の被ばく量で健康に影響が出ることはまずないといえます。

また、私たちは日常生活を送っているだけでも年間約5.98ミリシーベルトの放射線を浴びています。1ミリシーベルトは、1シーベルトの1,000分の1です。

実は、普通に生活していても放射線を浴びています。ラドン温泉の被ばく量は日常生活で浴びる放射線よりも少ないため、健康に害を及ぼすことはありません。

しきい値を超えた放射線を浴びたときの影響

しきい値を超えた放射線を浴びたときの影響

しきい値とは、放射線を浴びたときに人体に悪影響が出る最小の放射線量のことです。ある影響が出るか出ないかの境界線となる数字を表します。

ラドン温泉でしきい値を超える放射線を浴びることはないため心配はいりません。しかし、万が一、何らかの原因でしきい値を超える被ばくをした場合、次のような影響が出る可能性があります。

急性障害

急性障害とは、放射線を浴びた直後から数週間にかけて現れる症状のことです。約1~10グレイの高線量の放射線を浴びると症状が現れます。主な症状は、以下のとおりです。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 血液細胞数の減少
  • 出血
  • 脱毛
  • 男性の一過性不妊症

細胞分裂が早い細胞は、放射線の影響を受けやすいことが分かっています。脱毛に関しては、放射線の線量が増加するほど症状が出る割合も高まることが特徴です。

胎児発生障害

母親が妊娠中にしきい値を超えた放射線を浴びると、胎児に発育上の障害や精神発達遅滞が見られたりすることがあります。胎児への影響は、被ばくする妊娠週数によっても異なります。

着床前期(受胎0~2週)流産
器官形成期(受胎2~8週)器官形成異常(奇形)
胎児前期(受胎8~15週)精神発達遅滞

妊娠中の放射線のしきい値は0.1グレイ異常です。妊婦が被ばくすると放射性物質が通過したり子宮に移行したりするため、胎児も被ばくする場合があります。

晩発障害

晩発障害とは、しきい値を超える被ばくをした後、数カ月から数年以上経った頃に見られる症状のことです。主な症状には、次のものがあります。

  • 白内障
  • 緑内障
  • 白血病
  • がん

急性障害の症状が落ち着いてしばらく経ってから上記の症状が出現することが一般的です。晩発障害のうち、白血病とがんは被ばく量がしきい値を超えていない場合でも確率的に発症することもあります。

ラドン温泉は安全に利用できる

ラドン温泉は安全に利用できる

ラドン温泉は、安全に利用できることが医学的にも示されています。

  • 放射線量は安全な範囲内である
  • 適切な入浴方法を守れば健康上のリスクはない
  • 世界的に見ても治療効果が認められている

ラドン温泉の放射線量は、国際的な基準から見ても十分に安全な範囲内に収まっています。日本のラドン温泉で受ける放射線量は自然放射線の一部として考えられており、古くからホルミシス効果を期待して療養目的で積極的に活用されてきました。

たしかに、ラドン温泉の放射線量(約0.3~0.5マイクロシーベルト)は、電離放射線障害防止規制で定められた基準に近い値になります。この点を気にして、「やはり危険なのでは?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、体内に入ったラドンは約40分で量が半分に減り、その後も呼気や尿を通して排出され、180分後には体内からほぼ消失します。そのため、限られた時間で利用するラドン温泉では、放射線による悪影響がないとされており、一般的に安全であると考えられています。

ラドン温泉を楽しむ方法

ラドン温泉を効果的かつ安全に楽しむためには、次の2つのポイントを押さえておくことが重要です。

  • 10分程度を目安に浴槽を出る
  • 鼻からゆっくりと深呼吸をする

これらの方法でラドン温泉を楽しむことで、健康効果を最大限に得られます。

10分程度を目安に浴槽を出る

ラドン温泉を楽しむ際には、入浴時間を10分程度にしましょう。ラドンは皮膚から吸収される性質があり、入浴して数分も経てば汗がで始めます。お湯の温度が低いラドン温泉もありますが、温度にかかわらず10分ほどで入浴をやめることが推奨されています。

お湯から出たら、体が冷えないようにタオルを巻いたりして過ごしながら汗が引くのを待ちましょう。

1日1回の入浴でもラドン温泉の効果を得られますが、2回目、3回目と入浴する場合は間の時間を1~2時間ほどあけてください。また、入浴時は発汗により体内の水分が失われるため、こまめに水分補給をするよう意識しましょう。

鼻からゆっくりと深呼吸をする

ラドンは皮膚からだけではなく呼吸によっても吸収されます。そのため、ラドン温泉に入る際は、温泉の湯気を鼻からゆっくり吸うように意識してみてください。深呼吸をすると、温泉から発生するラドンを適度に取り込めます。

鼻からゆっくり吸って口から息を吐くのを繰り返すことで、心身共にリラックスした状態を作りながらラドン温泉の効果を最大限に得ることが可能です。

ラドン温泉に期待できる効果

ラドン温泉に期待できる効果

ラドン温泉には、さまざまな健康効果が期待できます。主な効果として知られているのが、以下の3つです。

  • 血液をきれいにする
  • 体の不調を改善する
  • 病気の治療サポートをする

それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。

血液をきれいにする

ラドンには、血液をきれいにする効果が期待できます。強力なイオン化作用をもち、この作用が血液に働きかけることで血液内の老廃物の代謝が促進されるのです。

具体的には、血管の老化を促進する原因となる中性脂肪やコレステロール、過剰な糖分などが排出されやすくなります。血液が浄化されると、サラサラになって血流が良くなり、全身の健康状態の向上につながります。

体の不調を改善する

ラドン温泉には、体のさまざまな不調を改善する効果があることも特徴です。イオン化作用によって血液が浄化されると、組織に溜まっている老廃物の影響による凝りや痛みが軽減されると考えられています。

そのため、リウマチや神経痛、筋肉痛などの慢性疾患に悩む方が湯治目的でラドン温泉を訪れることも珍しくありません。

病気の治療サポートをする

微量の放射線には健康増進効果があることから、ラドン温泉は病気の治療をサポートするのにも役立ちます。ラドン温泉が豊富に湧く地域では、古くから「不老長寿の湯」として親しまれてきました。

ラドン温泉に入浴すると、免疫機能の調整効果や炎症の抑制効果などが期待できます。温泉の利用が医療に代わるわけではありませんが、疾患の症状緩和や治療の補助として心身の健康を支える手段として注目されています。

おすすめのラドン温泉5選

おすすめのラドン温泉5選

ここからは、人気のラドン温泉を紹介します。日本全国にあるラドン温泉の中から特に人気の温泉を5つ厳選しました。ラドン温泉選びの参考にしてみてください。

秋田県 玉川温泉

玉川温泉は、日本有数の強酸性の泉質として知られるラドン温泉です。毎分9,000リットルという驚異的な湧出量を誇ります。玉川温泉の特徴は、通常の入浴に加えて、岩盤浴も楽しめる点です。

屋内岩盤浴場に染み込んだ源泉由来成分が、体を芯から癒やしてくれます。温泉利用型健康増進施設に認定されているため、施設利用料が医療費控除の対象になるのもポイントです。

住所秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢
電話番号0187-58-3000
公式サイトhttps://www.tamagawa-onsen.jp/

新潟県 村杉温泉

杉村温泉は、日本四大ラドン温泉の一つとして名高い温泉地です。大正4年には「日本一のラドン含有量」と新聞で取り上げられた歴史があり、全国でも貴重なラドン温泉として知られています。

お湯の見た目は無色透明で無味無臭の普通のお湯のように見えますが、ラドン濃度が非常に高いことが特徴です。現在、杉村温泉には長生館をはじめとする8件の宿があります。

住所新潟県阿賀野市村杉4632-8
電話番号0250-66-2111
公式サイトhttps://www.chouseikan.co.jp/

鳥取県 三朝温泉

三朝温泉は、高濃度のラドンを含む世界的にも有名なラドン温泉です。お湯につかるだけでなく、飲泉したり気化したラドンを吸入したりもできます。温泉水はミネラルを豊富に含んでおり、胃粘膜の血流を増加させる働きがあることで有名です。

また、気化したラドンを吸入すると、ラドンが血液を通って全身に巡り、抗酸化機能が高まります。三朝温泉では、ラドン熱気浴をするための施設も用意されているため、ホルミシス効果による健康作用を手軽に得ることが可能です。

住所鳥取県東伯郡三朝町三朝
電話番号0858-43-0431
公式サイトhttps://misasaonsen.jp/

兵庫県 有馬温泉

有馬温泉は関西を代表するラドン温泉として知られています。ラドンを含有する点でも有名ですが、塩分濃度も高く、金泉と銀泉という2種類の源泉を楽しむことができます。

金泉は鉄分と塩分、銀泉は炭酸やラドンを含んでいます。ラドンを含有する銀泉には、強直性脊椎症や慢性多発性関節症、慢性通風、筋肉リウマチ、更年期障害、気管支性ぜんそくなどの適応症があります。

住所兵庫県神戸市北区有馬町790番地3
電話番号078-904-0708
公式サイトhttps://www.arima-onsen.com/

岐阜県 ローソク温泉

ローソク温泉の名前は、昭和58年までローソクの灯をともしていたことが由来です。現在は、日本でも有名なラドン温泉の一つとして知られています。

源泉は飲泉もでき、慢性胃カタルや胃腸アトニー、糖尿、便秘、貧血症、肥満症などに効能を持つことが特徴です。ローソク温泉には数カ所の源泉があり、温泉の周りは豊かな自然に囲まれています。

住所岐阜県中津川市高山2200-2
電話番号0573-72-5047
公式サイトhttps://www.rousoku-onsen.com/

手軽にラドン温泉を楽しむなら「ラドミス」

手軽にラドン温泉を楽しむなら「ラドミス」

ラドン温泉に興味はあるものの、遠方のためなかなか時間を取れない方もいるでしょう。ラドミスでは、ラドンの効果を手軽に体験したいというニーズにお応えするサービスを提供しています。

ラドンの効果を簡単に体感できるホルミシスルーム

ホルミシスルームは、ラドン温泉と同様の効果を室内で体験できる施設です。カプセル内に普段着で入って横になるだけで、簡単にラドンを吸入できます。

血液や体液に溶け込むほど小さなサイズのラドンを吸入できるため、より効果を実感しやすいことが特徴です。

ラドミスのホルミシスルームについて

自宅にいながら吸入できるラドン吸入器

さらに手軽にラドンの効果を得たい方には、家庭用のラドン吸入器がおすすめです。ラドミスでは、ラドン吸入器のレンタルや購入サービスを提供しています。

ラドン吸入器なら、温泉旅行のように時間や場所に縛られることなく、自宅にいながら好きな時間に吸入することが可能です。

ラドミスのラドン吸入器について

まとめ

ラドン温泉の被ばく量は、温泉によって異なりますが1時間あたり約0.3~0.5マイクロシーベルトです。日常生活を送っているだけでも私たちは年間約5.98ミリシーベルトの放射線を浴びています。

また、体内に入ったラドンは180分後には消失してしまいます。そのため、ラドン温泉の放射線量はごくわずかであることから、健康に影響が出ることはありません。

ラドン温泉は、血液をきれいにしたり病気の治療をサポートしたりする効果が期待できます。ぜひ、全国各地に足を運んでさまざまなラドン温泉を試してみてはいかがでしょうか。

時間がない方や遠方にお住まいの方には、ラドミスのホルミシスルームやラドン吸入器もおすすめです。

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