【東海地方編】ラドン温泉特集!おすすめの人気施設を徹底紹介
2025-05-18

近年、健康志向の高まりとともにラドン温泉が注目されるようになってきました。実際に数年前と比べると、ラドン温泉の認知度は徐々に上がってきています。
ラドン温泉には、細胞の活性化や免疫機能の向上などの効果が期待されるため、「体の不調を感じる」「自然な方法で健康を保ちたい」と感じている方にぴったりの温泉です。
とはいえ、「どのラドン温泉に行ったら良いのかわからない」「初めてでも楽しめるのか不安」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、東海地方にあるおすすめのラドン温泉施設について詳しくご紹介します。ラドン温泉をより楽しむためのコツも紹介しているので、東海地方のラドン温泉の入浴を検討されている方はぜひ参考になさってください。
ラドン温泉とは?

ラドン温泉とは、一定濃度のラドンガスを浴槽内に送った温泉のことです。温泉法では、放射能泉に分類され、微量の放射性物質が溶け込んだ特殊な温泉として知られています。
ラドン温泉は全国的に見ても希少であり、日本の温泉のうちわずか7%程度しか存在しません。
ラドン温泉の特徴
ラドン温泉の最大の特徴は、無色無臭の放射性気体であるラドンを含むことです。ラドンは、ウランが変化してラジウムとなり、その後にできる気体を指します。
このラドンは、温泉水や湯気に含まれており、入浴時に皮膚や呼吸を通じて体内に取り込まれます。取り込まれたラドンはホルミシス効果を引き起こすことが特徴です。
ホルミシス効果とは、高濃度では有害な作用をもつものが低濃度だと体に有益に効果をもたらすことをいいます。ラドン温泉には低線量の放射線が含まれており、これが人体に適度な刺激を与えてさまざまな健康効果をもたらします。
ラドン温泉とラジウム温泉の違い
ラドン温泉と似ているものに、ラジウム温泉があります。名前が似ていることから、「どちらも同じなのでは?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
ラドン温泉は放射性気体であるラドンを含む温泉です。一方でラジウム温泉は、放射性元素であるラジウムや、ラジウムが気化したラドンが含まれている温泉を指します。このように、ラドン温泉とラジウム温泉はとても近い関係にあるため、得られる効能にも共通点が多いことが特徴です。
ラドン温泉に期待できる効果

ラドン温泉には、さまざまな健康効果があります。効能効果として特に知られているのが、以下の4つです。
- 細胞の活性化
- 新陳代謝の促進
- 免疫機能の向上
- 腰痛や神経痛の緩和
それぞれ詳しく見ていきましょう。
細胞の活性化
ラドン温泉に含まれる微量のラドンは、体内で「ホルミシス効果」を発揮します。これは、低線量の放射線が適度な刺激となり、細胞の修復機能や活性化を促進する現象のことです。
細胞が活性化されると体内の老廃物が排出されやすくなり、細胞の再生能力も高まります。そのため、疲労回復や美肌効果を期待してラドン温泉を訪れる方も少なくありません。
細胞レベルでの活性化は、肌のハリやツヤの改善にもつながるため、健康だけでなく美容にも良いとされています。
新陳代謝の促進
ラドン温泉に浸かることで体内の血行が促進され、新陳代謝が活発になります。血液循環が良くなると、酸素や栄養素が体中の細胞に効率よく運ばれるようになるため、老廃物や疲労物質の排出を促すことも可能です。
代謝が向上すると体温が上昇して汗をかきやすくなるため、デトックス効果も期待できます。特に冷え性や肩こりに悩む方には、温熱効果と代謝促進作用の相乗効果で症状改善につながることが多いでしょう。
免疫機能の向上
ラドン温泉に含まれている微量の放射線による刺激は、免疫機能の向上にも役立ちます。体内の免疫システムを活性化させ、抵抗力をアップさせる働きがあるのです。
免疫細胞が活性化されることでウイルスや細菌への抵抗力が高まり、感染症や病気から体を守る働きが強化されます。そのため、風邪の予防や体調管理に役立てている方も少なくありません。
また、自律神経のバランスを整える効果もあり、ストレスに強い体質へ改善も期待できます。免疫機能の向上は長期的な健康管理につながるため、健康増進目的でラドン温泉を訪れる方も多くいらっしゃいます。
腰痛や神経痛の緩和
ラドン温泉は、古くから温泉療法(湯治)として、腰痛や関節痛、神経痛などの慢性的な痛みの緩和に効果があるとされてきました。痛みの伝達を担う神経にラドンが作用し、鎮痛効果をもたらすと考えられています。
また、血行促進により痛みの原因となる炎症をやわらげる効果もあります。実際に、愛知県にある猿投温泉はリウマチや関節痛、神経痛、腰痛などに悩む方々の湯治場として古くから親しまれてきました。
定期的な入浴によって痛みの軽減や日常生活の質の向上が期待できるため、医師から温泉療法を勧められる場合もあります。
東海地方のおすすめラドン温泉施設7選

東海地方には、数多くのラドン温泉が存在しており、その効能を求めて多くの方が日々訪れています。ここでは、東海地方の愛知県、静岡県、岐阜県から厳選した7つのラドン温泉施設を紹介します。
愛知県|猿投温泉
猿投温泉は、愛知県豊田市にある「日本三大ラドン温泉」の一つとして知られる名湯です。100%天然のラドン泉であり、愛知県で初めて飲泉許可を得た温泉としても知られています。
「医者がすすめる奇跡の温泉」として東海三県で選ばれた唯一の温泉としても有名です。ジブリパークからも車で約25分という好立地に位置し、観光と湯治を組み合わせた旅行先としても注目されています。
所在地 | 愛知高原国定公園内豊田市加納町馬道通21 |
電話番号 | 0565-45-6111 |
ホームページURL | https://sanageonsen.p-castle.co.jp/ |
愛知県|ホテル明山荘
三河湾を望める温泉リゾートホテルとして有名で、天然ラドン温泉の露天風呂を備えています。
神経痛や関節痛、関節のこわばり、打ち身、疲労回復、高血圧症、動脈硬化症などのさまざまな症状に効果が期待されており、健康志向の方にも人気です。
温泉はラドン泉だけでなく、天然アルカリ単純泉や炭酸泉など複数の泉質を楽しめるのも魅力です。体調や気分に合わせて湯めぐりを満喫できます。
所在地 | 愛知県蒲郡市三谷町鳶欠14-1 |
電話番号 | 0533-68-4641 |
ホームページURL | https://www.meizanso.com/ |
愛知県|小渡温泉
小渡温泉は、愛知県豊田市の山里にある隠れた名湯です。毎分20リットルという豊富な湯量を誇り、矢作川沿いの趣ある温泉宿では、昔ながらの情緒あふれる雰囲気を楽しめます。
神経痛や関節痛、高血圧症などに効果があるとされており、温泉の効能を求めて湯治に訪れる方も多くいらっしゃいます。温泉施設では、四季折々の自然を楽しみながら入浴できる環境が整っていることも特徴です。
所在地 | 豊田市小渡町 |
電話番号 | 0565-68-3653(旭観光協会) |
ホームページURL | https://www.tourismtoyota.jp/spots/detail/55/ |
静岡県|伊豆長岡温泉 弘法の湯 本店
静岡県の伊豆の国市にある源氏山の麓に位置する温泉宿です。弘法の湯の特徴は、温泉吐湯口に設置されているステンレスケースの中に北投石が入っていることでしょう。この北投石からラジウムが溶け出す薬石ラドン温泉として広く知られています。
お湯の温度は38.5~40℃とぬるめになっているので、長く入浴を楽しみたい方におすすめです。暖かい岩盤の上でゆかたを着たまま横になる薬石岩盤浴でもラドンによるホルミシス効果が期待できます。
所在地 | 静岡県伊豆の国市古奈1179 |
電話番号 | 055-948-2617 |
ホームページURL | https://koubounoyu.jp/honten/ |
岐阜県|天光の湯
岐阜県にある天然ラドン温泉とサウナを融合させた施設です。天光湯の大きな特徴は、高品質なサウナと天然ラドン温泉が一度に楽しめることで、サウナ愛好家にも湯治目的の方にも人気があります。
別名「吸う温泉」とも呼ばれているラドン温泉では、尿酸や中性脂肪、コレステロールなどの体外への排出を促す効果が期待できます。サウナは外気浴スペースが充実しており、「整う」サウナ体験を求める方からも人気です。
所在地 | 岐阜県多治見市大畑町6-105-1 |
電話番号 | 0572-24-4126 |
ホームページURL | https://tenko-spa.jp/ |
岐阜県|時のホテル
岐阜県土岐市に位置する全室にラドン温泉が備えられた宿泊施設です。微量のラドンが体内に刺激を与え、免疫機能の向上や血流改善などの効果を発揮するといわれています。
また、サウナ室に備えられているサウナストーブでは、ロウリュウを楽しむことも可能です。サウナストーンに温泉水をかければ、手軽にラドンの吸入もできます。また、地産地消をテーマにした食事も充実しており、カップルからファミリーまで幅広い層に人気があります。
ロウリュウ:フィンランド式サウナの入浴方法で、ストーブの上に置かれたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること
所在地 | 岐阜県土岐市泉町定林寺962番地1 |
電話番号 | 0572-54-9133 |
ホームページURL | https://tokino-hotel.jp/ |
岐阜県|恵那はなれの宿
岐阜県恵那市にある「恵那ラヂウム温泉館」として知られていた温泉宿です。古くから「薬師の霊泉」として親しまれ、落ち武者が傷の治療に用いたことが始まりとされています。
恵那はなれの宿は、その名前のとおり全室が一棟ずつの離れになっており、プライベートな空間でゆっくり過ごせることが特徴です。
現在は日帰りの入浴サービスは終了していますが、宿泊される場合はラドン温泉を利用できます。
所在地 | 岐阜県恵那市大井町1685番地 |
電話番号 | 0573-25-2022 |
ホームページURL | http://www.radiumonsenkan.jp/ |
ラドン温泉をより効果的に楽しむコツ

ラドン温泉の健康効果を最大限に引き出しつつ安全に楽しむためには、適切な入浴方法を知ることが大切です。ここでは、ラドン温泉をより効果的に楽しむ3つの方法を紹介します。
入浴時間と頻度
ラドン温泉の入浴時間は、一般的な温泉よりもやや短めにするのが効果的です。1回につき10~15分程度の入浴が推奨されています。ただし、温泉施設によって推奨される入浴時間が異なることもあるため、施設の基準に従って入浴しましょう。
入浴前後に水分補給をする
入浴時の体の負担を軽減するためには、適切な水分摂取が欠かせません。入浴前と後にはしっかりと水分補給をしましょう。特に入浴後は意識して水分補給をしてください。
ラドン温泉は通常の温泉よりも発汗作用が強いため、知らず知らずのうちに体の水分量が減少してしまいます。館内に水分補給ポイントが設けられていることもありますが、念のため水分を持参しておくと安心です。
岩盤浴や蒸気浴と組み合わせる
東海地方のラドン温泉では、岩盤浴や蒸気浴を楽しめる温泉施設もあります。入浴とあわせてこれらをプラスすることで、よりラドンの健康効果を得やすくなるでしょう。
最初に岩盤浴や蒸気浴で体を温めて毛穴を開かせてから入浴すると、皮膚からラドン成分が吸収されやすくなります。
ラドン温泉のよくある質問

ここからは、ラドン温泉についてよくある質問にお答えします。
ラドン温泉は子どもや高齢者でも入れますか?
子どもや高齢者でもラドン温泉に入っていただいて問題ありません。赤ちゃんでも入浴できます。
放射能の影響は大丈夫ですか?
ラドン温泉に含まれる放射能が人体に悪影響をもたらすことはありません。医療で用いられる放射線治療や日常生活で浴びる自然放射線と比較してもはるかに少ない量です。
妊娠中の入浴は避けたほうがいいですか?
妊娠中でもラドン温泉を利用できます。ただし、妊娠中は思わぬタイミングで体調を崩すこともあるため、体調が優れないときは利用を控えましょう。
「ラドミス」なら手軽にラドン温泉の健康効果を得られる

東海地方のラドン温泉に行きたくても、時間や距離の関係で頻繁に訪れるのが難しい方もいるでしょう。そのような方におすすめなのが、ラドミスのサービスです。
ラドン効果を体感できるホルミシスルーム
ホルミシスルームとは、ラドン温泉のように微量の放射線による健康効果を得られる特殊な空間です。服を着たままリラックスした状態でラドンを全身に取り入れられます。手軽にホルミシス効果を体感することが可能です。
自宅でラドン効果を得られるラドン吸入器
自宅にいながらラドンの健康効果を得たい方には、ラドン吸入器をおすすめしています。ラドン吸入器なら自分のライフスタイルに合わせて使用タイミングや頻度を調整できるのが魅力です。
まとめ
ラドン温泉に入ると、細胞の活性化や新陳代謝の促進、免疫機能の向上といった効果が期待できます。東海地方には数々のラドン温泉があり、健康や美容に興味がある方が多く訪れています。
猿投温泉をはじめ、さまざまなラドン温泉施設があるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。