癌の療養にラジウム温泉がオススメ?選ばれる理由を解説

癌の療養にラジウム温泉がオススメ?選ばれる理由を解説

癌にラジウム温泉が良いという話を聞いたことはあるでしょうか。ラジウム温泉とはそもそも何なのか、ラジウム温泉に含まれる放射能は危険ではないのかなど不安になることもあるかもしれません。

この記事では、ラジウム温泉(泉質名:放射能泉)の安全性や効能、癌への効果について解説します。有名なラジウム温泉や都内でラドン浴ができる場所についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

癌にいいお風呂?そもそもラジウム温泉って何?

ラジウムとは放射能の研究によってノーベル化学賞を受賞したキュリー夫妻が発見した放射性の物質です。そのラジウムが水に溶けている温泉をラジウム温泉と呼びます。ラジウム温泉は泉質名として「放射能泉」といわれており、ラジウムのごく弱い放射線を浴びることで健康効果が得られると考えられています。

ラジウムとラドンの違い

ラジウムとよく似た言葉にラドンがあります。ラドンはラジウム鉱石が崩壊すると出てくるガスです。ラジウム温泉はお湯にある一定量以上のラドンを含んだもののことを指します。

ラドン温泉はラドンの濃度が111ベクレル/ℓ以上です。どちらの温泉もお湯に溶け込んだラドンが蒸発して空気中を満たしています。

ラジウム温泉の効果を高めたいなら、蒸気になったラドンを吸うこと、ラドンを含んだ温泉水を飲むことが有効です。

放射能なのに体に良い?

放射能と聞くと恐ろしいイメージがあるかもしれません。しかし、ラジウム温泉で浴びる放射線の量は非常に微量なものです。放射線は大量に浴びれば危険ですが、少量であれば体の機能を高める作用があります。

ラジウム温泉の被ばく量は、ラドン含有量の高いところで1時間に13マイクロシーベルトです。100ミリシーベルト以下の放射線による人体への被害は確認されていません。1マイクロシーベルトは1ミリシーベルトの1000分の1ですから、いかに微量か分かりますよね。放射線は私たちの普段の生活でも浴びているものですので、必要以上に恐れることはありません。

また、放射性物質には半減期というものがあります。体内に入ったラドンは30分で半分消えてしまいます。そして2時間でほぼ排出されるのです。

ラジウム温泉に入れる場所

国内の主なラジウム温泉は、以下の通りです。

●玉川温泉(秋田県)
●三朝温泉(鳥取県)
●増富温泉(山梨県)
●奈女沢温泉(群馬県)
●湯の島温泉(岐阜県)
●五頭温泉郷(新潟県)
●栃尾又温泉(新潟県)
●栗本温泉(岐阜県)
●ローソク温泉(岐阜県)
●関金温泉(鳥取県)
●池田ラジウム温泉(島根県)

これら天然温泉以外にも、ラジウム鉱石をお湯に溶かした人工的なラドン湯は全国の入浴施設にあります。近くのラジウム温泉を探してみてください。

ラジウム温泉は癌に効く?

ラジウム温泉は癌に効く?

ラジウム温泉は癌に効くとして知られており、癌患者の方が多く訪れています。微量の放射線によって得られる効果がホルミシス効果です。

ホルミシスとは、ある物質が大量・高濃度だと人体に悪影響であることが、少量・微量だと良い効果をもたらす現象のこと。薬・紫外線・アルコールなど多くのものがホルミシス現象に当てはまります。放射線もその一つです。

高濃度ラドンで有名な三朝温泉地区の住民は、37年間の統計を解析したところ、全国平均と比べ癌による死亡率が約半分だったという結果が出ています。

海外では天然ラドン坑道が呼吸器や皮膚の病気に有効とされ、健康保険が適用されている例があります(オーストリアのハイルシュトレン)。

ラジウム温泉の効能

ラジウム温泉には以下の効能があると言われています。

●気管支炎、肺気腫、慢性気管支炎
●関節リュウマチ、変形性関節症
●肩凝り、腰痛、神経痛、高血圧
●糖尿病、痛風、慢性消化器病、肝臓疾患
●胆道疾患、冷え性、婦人病
●アトピー性皮膚炎、美肌効果
●疲労回復、ストレス解消

ラジウム温泉の癌への効果

多くのラジウム温泉が放射線によるホルミシス効果で健康増進が期待できるとしています。微量の放射線の刺激を受けて毛細血管が拡張し、新陳代謝の促進、免疫力や自然治癒力が上がるといわれています。

温泉の効能を見ても、「癌に効く」と明記してあるわけではありません。しかし、三朝温泉地区住民の癌死亡率低さなどから癌にも効果があるのではないかと期待されています。

ラジウム温泉の副作用は?

ラジウム温泉の副作用は?

ラジウム温泉に含まれる放射線量はわずかであり、体内に留まるものではないため特に副作用はありません。

しかし、体調がすぐれない場合などは入浴を控えた方がいいでしょう。以下の特徴に当てはまる場合は温泉に入らないようにしてください。

●熱がある
●高度の貧血
●心臓病
●呼吸不全

妊娠中の女性や沐浴を卒業した赤ちゃんも入浴可能ですが、放射能泉の泉質は刺激が強く湯あたりを起こしやすいため注意が必要です。

ラジウム温泉の禁忌症は?

ラジウム温泉の禁忌症は?

禁忌症とは入浴や引用で身体に悪影響を及ぼす可能性のある病気や症状のことです。ラジウム温泉の禁忌症はありません。

ただし、温泉の一般的禁忌症に当てはまる人は入浴を避けた方が賢明です。

温泉の一般的禁忌症(浴用) 急性疾患(特に熱のある場合)
活動性の結核
悪性腫瘍
重い心臓病
呼吸不全
腎不全
出血性疾患
高度の貧血
その他一般に病勢進行中の疾患
妊娠中(特に初期と末期)

また、泉質によって禁忌症は違いますので注意しましょう。温泉に行く前に調べておくと安心です。

癌の療養にラジウム温泉が選ばれる理由

癌の療養にラジウム温泉が選ばれる理由

明確に癌に効くとアナウンスされているわけではなくても、ラジウム温泉を訪れる癌患者の方は多いといわれます。癌患者の方がラジウム温泉に行く理由はそれぞれです。

日本人にとって温泉は身近で馴染みがあること、日本各地にラジウム温泉があること、ラジウム温泉で癌がよくなったと噂を聞いたことなどが背景にあるかもしれません。

また、ただ温泉に浸かるだけではなく、以下のようなメリットもあります。

●泉質刺激による作用
●入浴による作用
●岩盤浴による作用
●吸引による作用
●飲泉による作用
●お客さん同士の情報交換

同じような病気を持った方が集まるため、励ましあったり情報交換したりコミュニケーションが生まれることもラジウム温泉に足を運ぶ理由の一つです。

日本三大ラジウム温泉

日本三大ラジウム温泉

日本三大ラジウム温泉には次の3つが挙げられます。

●三朝温泉
●玉川温泉
●増富温泉

三朝温泉

鳥取県の中部、東伯郡三朝町にあり、世界屈指の高濃度のラドンを含んでいる温泉です。850年以上前、源義朝の家来の大久保左馬之佑が、射ずに逃した白い狼に案内されて発見したという伝説があります。入浴以外には飲泉、ラドン熱気浴、鉱泥湿布などの方法でホルミシス効果を高めることが可能です。

鉱泥湿布は鉱泥を80℃に温めてタオルにくるみ、患部に当てて30分ほど温めます。

※現在新型コロナウイルス感染拡大防止のため受入休止中

泉質 含放射能/ナトリウム・塩化物泉 含放射能/単純泉
効能 気管支炎、肺気腫、慢性気管支炎、関節リュウマチ、変形性関節症、肩凝り、腰痛、神経痛、高血圧、糖尿病、痛風、慢性消化器病、肝臓疾患、胆道疾患、冷え性、婦人病、アトピー性皮膚炎、美肌効果、疲労回復、ストレス解消

玉川温泉

秋田県北東部、仙北市にある強酸性の温泉。806年の噴火以来、現在まで湧き続けている天然温泉です。

明治時代に湯治場として開かれ、周囲の労働者を中心に効能の高さで知られてきました。源泉温度は98度と高く、硫黄臭があり微量のラドンが含まれています。ラジウム温泉としてはラドン含有量が少ないですが、その特徴的な泉質に様々な効能があるとされ大変有名な温泉です。

放射能泉としての効果は、入浴より岩盤浴での吸引がおすすめです。

泉質 酸性−含二酸化炭素・鉄(供鳳化物温泉
効能 疲労回復、健康増進、体位向上、体質改善、神経系疾患、消化器疾患、新陳代謝疾患、循環器疾患、皮膚疾
泉質別禁忌症 皮膚又は粘膜の過敏な人
高齢者の皮膚乾燥症

増富温泉

山梨県にあるラジウム温泉です。戦国時代、武田信玄の命により金の採掘中に発見。明治20年頃からは金泉湯と呼ばれるようになり、大正時代の初めにはラジウムの効能が広く宣伝されてラジウム温泉として有名になりました。源泉温度は30℃前後です。

泉質 源泉泉質含二酸化炭素 - ナトリウム - 塩化物・炭酸水素塩泉(高張性中性低温泉)
泉質別適応症 糖尿病、痛風、筋肉疲労、循環器障害、リュウマチ、アレルギー体質、内蔵疲労、アトピー性皮膚炎、更年期障害、肝機能障害、胆石症など

都内で気軽に利用できるラドン浴

都内で気軽に利用できるラドン浴

東京に天然ラジウム温泉はありませんが、人工的なラドン浴なら可能です。

主な施設や設備は、以下の通りです。

●銭湯・ホテルの大浴場
●ホルミシスルーム
●ラドン吸引器

銭湯・宿泊施設の大浴場

ラジウム鉱石から出るラドンを湯に溶かすことで人工的なラドン浴ができます。銭湯や宿泊施設の大浴場にラジウム温泉に入浴可能です。

ホルミシスルーム

ホルミシスルームは個室内にラドンガスを発生させ、そのガスを吸うことで健康増進効果を得るための部屋です。高濃度に設定されている部屋もあり、短時間で大きな効果を得られると考えられています。服を着たまま入ることも可能です。

ホルミシスルームには1人専用の個室のほか、カプセルタイプのものや数人で入れる個室があります。1回の利用時間は30分や60分に設定されていることが多く、相場は2,000〜3,000円程度です。

都内でも、高濃度のラドンと酸素を高気圧のカプセル内で全身吸入できるホルミシスルームがあります。

ラドン温泉ホルミシスルーム:https://radomis.jp/html/page3.html

ホルミシスルームは癌やリウマチなどの疾患を持った患者さんが多いため、新型コロナウイルス流行以降は美容や疲労回復目的のお客さんの利用を制限している施設もあります。

利用前に公式サイトや電話で確認しておきましょう。

ラドン吸引器

ラドンガスを専用のマスクから吸引します。ホルミシスルームに備え付けられていることもあります。ラドン吸引器は購入やレンタルすることもできるので、自宅でラドン吸引が可能です。近くにラジウム温泉がない方や家から出るのが難しい方に向いています。

まとめ

ラジウム温泉やラドン温泉は放射性物質を含んでいますが、人体に害のない量です。ラドン浴による癌への効果についての論文やデータはまだ少ないですが、全国で多くの癌患者さんがラジウム温泉へ通っています。

ラジウム温泉に副作用や禁忌症はないとされていますが、一般の温泉の禁忌症に当てはまる場合は入浴を避けましょう。東京都内では人工のラジウム温泉やホルミシスルームで気軽にラドン浴を利用することができますので是非調べてみてください。

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