ラジウム温泉の人気ランキング!オススメのラジウム温泉を紹介【2023年度】

ラジウム温泉の人気ランキング!オススメのラジウム温泉を紹介【2023年度】

日本全国にあるラジウム温泉。さまざまな効能があることからファンも多く、ラジウム温泉巡りを楽しんでいる方もいるのではないでしょうか。そんな方の中には、「全国で人気のラジウム温泉はどこ?」「今まで行ったことのないラジウム温泉を利用してみたい」と考えている方もいることでしょう。

そこで今回は、日本全国にある人気のラジウム温泉をランキング形式でご紹介します。また、ラジウム温泉についてよく知らない方のために、ラジウム温泉の基本情報もお伝えしますので、温泉好きの方や湯治を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ラジウム温泉とは

ラジウム温泉とは

ラジウム温泉とは、温泉のなかにラドン元素が一定量以上溶けだしている温泉のことです。「放射能泉」とも呼ばれており、ラジウム温泉のごく弱い放射線を浴びることが健康効果につながると考えられています。

ラドンとは?

ラドンは、ラジウム鉱石からできる自然由来の放射線ガスです。地中の岩石や土にはウランが含まれており、ウランは放射線を出しながらほかの原子に変化しています。その過程でラジウムができ、ラジウムからラドンが作られているのです。

ラドンはほかの原子と結合することはないのでガスとなり、一部が温泉のお湯に溶け出し、それによって放射能泉となります。放射能泉と聞くと危険なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、岩石や土にウランが含まれている以上、私たちの身の回りに放射性物質が存在してします。そして、気づかない間に日々の生活の中で自然放射線を受けているのです。

ラジウム温泉で浴びる放射線の量は微量であるため、体に害になることはなく、逆に浴びることで健康効果が期待できるといわれています。

ラジウム温泉の効能

ラジウム温泉には、ホルミシス効果があることがわかっています。ホルミシス効果とは、大量に摂取すると有害であるものの、微量だと人体に刺激を与えて有益な働きをおこなうもののことです。

ラジウム温泉に入って、蒸気となったラドンを吸うことで、免疫力や自然治癒力が高まるなどの健康効果が期待できるため、がんの療養目的でラジウム温泉を利用する方もいます。

ラジウム温泉の代表的な効能

ラジウム温泉の代表的な効能

ラジウム温泉は以下のような症状に良いとされています。

●筋肉や関節の慢性的な痛みもしくはこわばり(変形性関節症、神経痛、腰痛症、五十肩、打撲、捻挫など)
●運動麻痺における筋肉のこわばり
●抹消循環障害
●冷え性
●軽症高血圧
●軽度のコレステロール血症
●糖尿病
●胃腸機能の低下(胃もたれなど)
●痔
●自律神経不安定省
●ストレスやストレスに起因する諸症状(睡眠障害、うつなど)
●疲労回復
●健康増進

また、ラジウム温泉によっては、関節リウマチや通風などに良いとされているものもあります。

ラジウム温泉の人気ランキング

ここからは、人気のラジウム温泉をランキング形式でご紹介します。「人気のラジウム温泉を知りたい」「いろんなラジウム温泉に入ってみたい」という方は、こちらを参考に選んでみてください。

ランキング1位:玉川温泉(秋田県)

ランキング1位:玉川温泉(秋田県)

人気のラジウム温泉のランキング1位は、秋田県北東部に位置する焼山のふもとにある玉川温泉です。泉質はpH1.2と酸性が強く、微量のラジウム放射線が含まれています。

玉川温泉の効能としては、リウマチなどの神経系統の症状の改善・血圧を正常値に調整する作用・造血臓器を刺激して貧血を改善・慢性的な皮膚病に対する効果などがあります。温泉水を飲泉することで、胃潰瘍や胃酸過多症、慢性胃炎などを改善する効能が期待できるともいわれているので、胃腸の調子が悪い方は試してみる価値があるでしょう。また、温泉の蒸気を吸入することによって気管支炎や風邪、喘息に効果があるそうです。

玉川温泉には源泉50%の浴槽や源泉100%の浴槽、ぬる湯やあつ湯、弱酸性の湯があり、期待する効能によっておすすめの浴槽が異なります。日本有数の湯治宿である玉川温泉を訪れる際には、改善したい疾患や症状に合わせた入浴を意識してみましょう。

ランキング2位:村杉温泉(新潟県)

ランキング2位:村杉温泉(新潟県)

人気のラジウム温泉のランキング2位は、新潟県の五頭連峰の麓の県立自然公園にある村杉温泉です。開湯1,200年という新潟県最古の由緒ある温泉地で、現在でも大小さまざまな8件の宿が営業しています。

日本を代表するラジウム温泉である村杉温泉は、多量のラジウムを含有する泉質から「奇跡の温泉」と称されています。村杉温泉のラジウム温泉特養の適応症は、動脈硬化症、高血圧症、通風、慢性皮膚病、慢性婦人病などです。

村杉温泉があるエリアを流れている伏流水には、湯脈からラドンを含む水が混じることがあり、実際に伏流水からラドンが検出されています。村杉温泉を訪れると、温泉に入っているときだけでなく、伏流水を飲むときや伏流水から立ち上るラドンを取り入れることができ、ラドンの効能を得やすい環境になっています。

ランキング3位:三朝温泉(鳥取県)

ランキング3位:三朝温泉(鳥取県)

人気のラジウム温泉のランキング3位は、高濃度のラドン含有量を誇る鳥取県にある三朝(みささ)温泉です。三朝温泉の名前は、「三たび朝を迎えると元気になる」に由来しています。

開湯850年以上の古湯で、三徳川に沿って湯地場の雰囲気が漂う旅館街が軒を連ねています。三朝橋近くには河原露天風呂があるので、川のせせらぎを聞きながら入浴するのも粋です。

三朝温泉の源泉には、ラジウムが分解されて生じる弱い放射線「ラドン」が高濃度で含まれています。そのため、入浴して皮膚から放射線水の成分を吸収することによって、身体の正常化が促されるのだそうです。

具体的な効能は、神経痛、リウマチ、高血圧症、動脈硬化症、痛風、糖尿病などです。三朝温泉地区の住民はガンの死亡率が全国の半分とされていて、科学的な検証が今後期待されています。加えて、三朝温泉ではミネラルが豊富な温泉水を飲むことで胃粘膜の血液量を増加させる効果があるほか、気化したラドンを吸入することで抗酸化機能を高めることができるといわれています。

ランキング4位:関金温泉(鳥取県)

ランキング4位:関金温泉(鳥取県)

人気のラジウム温泉のランキング4位は、国内第2位のラジウム含有量を誇り、「日本の名湯百選」にも選ばれている岡山県との県境にある関金(せきがね)温泉です。泉質が無色透明無味無臭で、とてもきれいだったことから江戸時代の地誌である「伯耆民談記」で「銀湯なり」と評され、それ以降「白金の湯」と呼ばれています。

関金温泉の泉質は単純放射能泉(低張性弱アルカリ性温泉)ラジウム温泉、泉温は39〜45度です。ラジウムが発する微量の放射線によって免疫力や自然治癒力を高める「ホルミシス効果」があり、効能にはリウマチ、神経痛、高血圧症、動脈硬化症、筋肉痛、痛風があります。関金温泉には湯治宿や旅館、共同浴場や足湯などがあり、気楽にラジウム温泉の効能を味わうことができるのも魅力です。

ランキング5位:栃尾又温泉(新潟県)

ランキング5位:栃尾又温泉(新潟県)

人気のラジウム温泉のランキング5位は、奈良時代に開湯した1250年以上の歴史がある古い温泉地で、「子宝の湯」としても親しまれている栃尾又(とりおまた)温泉です。栃尾又温泉内には訪れれば子宝を授かると言われている薬師堂があり、境内には子持ち杉や夫婦欅といった縁起が良い大木もあります。

栃尾又温泉は、ぬるい湯に長く浸かる「長湯」を伝承している温泉地で、比較的短時間の入浴を勧めているラジウム泉の温泉地とは一線を画しています。人の体温ほどのぬる湯なのでゆっくりと浸かることができ、天然ラジウムの含有量は日本第2位なので、存分にラドンを大気中から吸収することも可能です。泉質は単純ラジウム泉で、効能としては新陳代謝の促進に加え、鎮静、鎮痛、催眠があります。

ランキング6位:出湯温泉(新潟県)

ランキング6位:出湯温泉(新潟県)

人気のラジウム温泉のランキング6位は、新潟市から40分ほど離れた五頭山の山麓にある出湯(でゆ)温泉。開湯1200年の新潟県内最古の温泉で、弘法大師が錫杖をついて湧き出させたという伝説が残っています。泉質は単純弱放射能冷鉱泉(ラジウム温泉)で、ラジウム温泉としての効能には、関節リウマチ、強直性脊椎炎、痛風などがあります。

出湯温泉の温泉宿は3軒あり、自家源泉でラドンが豊富に湯船に流れ出している旅館では、呼気からでもラドンを十分吸入できるとされています。肌へのあたりが柔らかく古くから美肌や疲労回復の温泉として知られていた出湯温泉は、2009年にラジウム温泉ということが判明したことで、より注目されている温泉です。

ランキング7位:ローソク温泉(岐阜県)

ランキング7位:ローソク温泉(岐阜県)

人気のラジウム温泉のランキング7位は、日本屈指のラジウム含有量を誇る源泉が中津川市の重要文化財に指定されているローソク温泉です。正式名称は「(有)湯之島ラジウム鉱泉保養所」ですが、昭和58年までローソクの灯をともしていたことからローソク温泉の愛称で知られています。ローソク温泉は、武田信玄に追われた落ち武者たちが温泉の泉を見つけ、そこで傷を癒したのがはじまりだと言われている歴史がある温泉です。

泉質は単純放射能泉で、源泉は飲泉することも可能です。効能としては、慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ、尿酸素質、神経痛、神経炎、通風、創傷、皮膚病などがあります。ローソク温泉では、「入浴+飲泉+大気中」のラドンを取り入れる複合的な湯治・保養をすることで健康増進効果が期待できます。

ランキング8位:有馬温泉(兵庫県)

ランキング8位:有馬温泉(兵庫県)

人気のラジウム温泉のランキング8位は、太閤・豊臣秀吉が愛した日本三古泉の1つ有馬温泉。褐色の「金泉」と無色透明な「銀泉」という異なる泉質を持つ珍しい温泉地です。有馬温泉は日本書紀や枕草子などの文献にも登場する日本屈指の歴史を持つ温泉地で、江戸時代の温泉番付では西の大関と評されるなど昔から全国的に有名でした。

泉質は有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ赤茶色の「金泉」、炭酸を含んだ温泉やラドン泉を含んだ温泉2種類があり無色透明の「銀泉」とがあります。ラジウム温泉に入るなら、ラドン泉を含む「銀泉」を選びましょう。ラドン泉を含む「銀泉」には、呼吸器からラドンを吸入することで全身の組織へ行き渡り、自然治癒力を高める効果が期待できます。

具体的な効能としては、硬直性脊椎症、慢性多発性関節症、関節の退行性症状、脊椎の退行性疾患、慢性痛風などです。温泉に入った後は肌がツルツルになると好評で、美肌目的で利用する女性も多いようです。

ランキング9位:二股らぢうむ温泉(北海道)

ランキング9位:二股らぢうむ温泉(北海道)

人気のラジウム温泉のランキング9位は、明治時代から湯治場として知られている北海道の秘湯「二股らぢうむ温泉」です。施設の露天風呂からは、泉質である炭酸カルシウムが長期間にわたって沈殿した結果できた「石灰華ドーム」という自然の神秘を見ることができます。石灰華ドームは、二股ラジウム温泉とアメリカのイエローストーン国立公園でしか見ることのできない大変珍しいものです。

二股らぢうむ温泉には微量のラジウムに加え、炭酸カルシウムやマグネシウム、鉄分、チタンなど豊富なミネラルが含まれています。効能は、神経痛、リウマチ、痛風、ノイローゼ、高血圧、動脈硬化、糖尿病、皮膚病などです。北海道旅行のついでに、二股らぢうむ温泉にゆっくりと浸かるのもいいかもしれませんね。

ランキング10位:増富温泉(山梨県)

ランキング10位:増富温泉(山梨県)

人気のラジウム温泉のランキング10位は、山梨県の北西部にあり「武田信玄の隠し湯」の1つとしても知られている増富(ますとみ)温泉です。1887年頃からは「金泉湯」として知られていましたが、ラジウムの効能が知られるようになった大正時代はじめ頃からは、ラジウム温泉として知られるようになりました。

源泉の温度は30℃ほどのぬる湯なので、15分〜30分ほど長湯するのが増富温泉の入浴法になります。効能は糖尿病、痛風、神経痛、筋肉疲労、精神疲労、高血圧症、動脈硬化、循環器障害、リウマチなどです。2016年に行われた環境省や国土交通省も後援した「温泉総選挙」では、スポーツ・リハビリ部門で3位に入賞するなど高く評価されている温泉です。

ラジウム温泉にまつわるQ&A

ラジウム温泉にまつわるQ&A

最後にラジウム温泉にまつわる質問にお答えします。

ラジウム温泉は危険?

ラジウム温泉は放射能泉とも呼ばれているため、危険なイメージをもつ人もいるようです。しかし、ラジウム温泉で浴びる放射線量は微量であり、健康被害は確認されていません。逆に、ラジウム温泉に入ることで健康増進効果が期待できるといわれています。

天然ラジウム温泉と人工ラジウム温泉の違いは?

天然ラジウム温泉は、人の手を加えることなく自然と湧き上がる温泉です。それに対して、人工ラジウム温泉は、普通の温泉(場合によってはお湯)にラドンを人工的に加えてつくられたものになります。

ラジウム含有量が多いほうが効果は高い?

ラジウム含有量が多いと効果が高いように感じられるかもしれませんが、ラジウム含有量と効果の関係については、まだわかっていないのが実情です。

まとめ

人気のラジウム温泉をランキング形式でご紹介しました。日本全国にラジウム温泉はあるので、いろんなラジウム温泉を試してみてはいかがでしょうか。いろんな温泉を周ってみると、自分にぴったりのラジウム温泉が見つかるはずです。是非実際に足を運んでみてください。

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