アトピーの治し方　正しい予防と治療法を知ろう

2024.09.18 　アトピーの治し方　正しい予防と治療法を知ろう

アトピーは主な原因が体質にあるため、完治が難しいとされる病気ですが、正しい予防と治療法を知っていれば、症状を改善させることが可能です。この記事では、アトピーの概要から、予防のためのスキンケア方法、薬剤を使用した治し方、薬剤を使わずに症状を和らげることが期待できる方法などについて、詳しく解説していきます。アトピーの治し方についてお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

アトピー（アトピー性皮膚炎）とは？

アトピー（アトピー性皮膚炎）とは、皮膚にかゆみを伴う湿疹や赤み、吹き出物などが出る病気を意味します。アトピーは良くなったり悪くなったりを繰り返す特徴があり、一時的に症状を抑えるために内服薬やステロイドが使われることが多いです。ただ、これらの薬物治療は対症療法であり、一時的な改善にしかならないため、アトピーの長期的な改善を目指すうえでは、別の治療法も検討する必要があります。

また、アトピーは患者によって症状が異なる点も特徴的です。症状が異なれば、効果的な治療法も変わってきます。そのため、ある人にとって効果があった治療法が、他の患者には効果が薄いことも考えられるので、自身に合った治療法を見つけることが大切だといえます。

アトピーがひどくなる原因は？

アトピーは、何らかの理由で皮膚のバリア機能が弱まっているところに、外界から菌やウイルスなどの不純物が侵入することで、かゆみや腫れが発生します。そのため、アトピーの症状が悪化する原因として、まずは体外からの刺激が挙げられます。その際、菌やウイルスだけでなく、自身の汗などが悪化の原因になることも考えられます。

また、ストレスなどの精神的な刺激・負荷がアトピーをひどくさせる原因になることもあります。特に、アトピーによって生じるかゆみや腫れによるストレス、それを他人に見られるストレスなどが、症状を悪化させる原因になるケースも考えられます。

アトピーは掻いた方がいい？

アトピーは掻くことで一時的にかゆみが収まりますが、掻くことで皮膚を傷つけ、症状が悪化するリスクがあります。そのため、アトピーの症状を落ち着かせるためには、なるべく掻かないように努めることが重要です。

アトピーを掻かないようにするためには、そのトリガーとなるかゆみを抑える必要があります。かゆみの原因としては、皮膚の乾燥や火照りが挙げられます。

乾燥は保湿剤を塗ることで、そして火照りは保冷剤などによって冷却することで抑制すると良いでしょう。また、寝ている間に無意識に掻いてしまうケースもあるため、長袖を着用するなど、物理的に掻くのを防ぐ対策も効果的です。

アトピーは完治する？

アトピーは人によって症状が異なり、はっきりとした原因や治療法が未だに確立されておらず、完治が難しい病気だといわれています。ただ、適切な治療をおこなうことで、アトピーのかゆみや腫れなどの症状を抑え、日常生活を支障なく送れる状態にすることは可能です。

また、アトピーは幼い頃に発症し、年齢を重ねるに連れて症状が治まるケースが多く見られます。ただし、幼少期に発症しなかったにもかかわらず、大人になってからアトピーになる人も一定数存在するので、各自の状況に合わせた対策が必要だといえるでしょう。

アトピーを予防するためにできるスキンケア

アトピーを予防して症状を和らげるためには、適切なスキンケアが欠かせません。ここでは、アトピーを予防するためにできるスキンケアの方法を3種類ご紹介します。

肌を清潔に保ち、十分な保湿をする

アトピーの肌は、ハウスダストや花粉などの刺激にも敏感に反応するため、なるべく清潔に保つことが重要です。その際、石鹸などで洗って水で流すことが基本になりますが、洗い過ぎには注意しましょう。肌を過剰に洗うと、肌表面を正常な状態に保つ常在菌まで洗い流され、肌バランスが崩れ、かえってアトピーを悪化させてしまう原因になります。

また、アトピーの肌を清潔な状態にしたら、その状態を長く維持するために十分な保湿をおこないます。保湿には、化粧水だけではなく、ローションや乳液・クリームなども使用してください。特に入浴後は、時間が経つにつれて乾燥が進行しやすくなるので、なるべく10分以内に保湿をおこないましょう。

汗をかいた後の適切な処理

アトピーの肌は、汗をかいた後そのままにせず、適切な処理をすることも重要です。汗をかいたまま放置すると、汗を媒介として菌が増殖し、肌のかゆみや腫れの原因になることがあります。そのため、汗をかいた後は早めにシャワーを浴びたり、汗拭きシートなどで拭き取ったりすると良いでしょう。

なお、汗そのものがアトピーに悪影響を与えるわけではないため、汗をかかないようにする必要はありません。むしろ、汗をかかないように運動を控えてしまうと、健康バランスを崩しかねないので注意しましょう。

十分な紫外線対策

アトピーの肌は、紫外線によって症状が悪化する可能性があるため、十分な紫外線対策をすることも重要です。日焼け止めには大きく、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して熱エネルギーに変えて放出します。一方の紫外線散乱剤は、紫外線を肌表面で乱反射させて、肌への影響を抑えます。

アトピーの場合、紫外線吸収剤だと肌表面が熱くなることで、一時的にかゆみが強くなる恐れがあります。そのため、紫外線対策をする際は、なるべく紫外線散乱剤を使っている日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

薬剤を使用したアトピーの治し方

アトピーには、薬剤を使用した治し方があります。ここでは、代表的な5種類の治し方について、詳細を確認していきましょう。

ステロイド外用薬

ステロイド外用薬は、薬を使ったアトピーの治し方のうち、炎症を抑える効果・かゆみを軽減する即効性の高い方法です。ステロイドの強さは5つのランクに分かれていて、医師の診断により、症状に応じて適切な強さのものが処方されます。

ステロイドは外用薬のほか、クリーム・ローションタイプ・テープ剤などのバリエーションがあり、患部に合わせて使用します。ただし、ステロイド外用薬を使用すると、ステロイド紅斑などの副作用が生じることがあるため、医師の指導のもとで適切に使用することが重要です。

タクロリムス外用薬

タクロリムス外用薬は、身体の免疫反応を正常に整えることで、アトピーによるかゆみや腫れの発生を抑えます。アトピーの原因のひとつとして、外部からの刺激に免疫が過剰反応することが挙げられます。タクロリムス外用薬では、そのような過剰反応を抑えることで、皮膚を正常な状態に保ってくれます。

タクロリムス外用薬は、前述のステロイド剤と比べて副作用が出にくい点でも知られています。そのため、ステロイド剤で副作用が出やすいとされる顔や首などの部位のアトピー治療によく使われます。

抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬は、アトピーによるかゆみを短時間で和らげたいときに使われる薬です。アトピーをはじめとするアレルギー反応では、ヒスタミンという物質が体内で生成され、それが伝達されることでかゆみや腫れなどの反応が生じます。抗ヒスタミン剤は、このヒスタミンの伝達を抑制することで、アレルギー症状を軽減する効果が得られます。

ただし、ヒスタミンはアトピーのかゆみや腫れの根本的な原因ではないため、抗ヒスタミン剤を使うだけでは完全な治療はできません。そのため、前述のステロイドやタクロリムスと組み合わせて、補助的に使用されるケースが多いです。

免疫抑制薬

免疫抑制薬は、比較的重症化しているアトピーの治し方として使われることが多い薬です。アトピーでは、対外からの刺激に対して、身体の免疫が過剰に反応することが原因のひとつになっています。免疫抑制薬を使用すると、免疫反応が抑えられるため、アトピーによるかゆみや腫れなどの症状が緩和されます。

ただし、免疫抑制薬の使用中は、正常な免疫反応も抑えられてしまうため、感染症などにかかるリスクが高まります。そのため、アトピーを長期的に免疫抑制薬で治療する際は、医師による適切な指導を受けることが重要です。

プロアクティブ療法

プロアクティブ療法とは、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬を定期的に使用することで、アトピーの再発を防ぐ治し方です。アトピーには、症状が軽くなったり重くなったりを繰り返す特徴があります。

そのため、一見治ったように見えたときほど注意が必要で、また症状がぶり返さないように適切な薬剤を使用して、肌を正常な状態に保つことが求められます。長期的にプロアクティブ療法を実施すれば、かゆくなって皮膚を掻くことが予防でき、最終的には保湿剤の塗布だけで症状を抑えられるようになります。

薬剤を使わずに症状を和らげることが期待できる方法

ここでは、薬剤を使わずにアトピーの症状を和らげることが期待できる、4種類の方法をご紹介します。

温泉療法

温泉療法は、泉質によってはアトピーにも適応があり、皮膚の表面を清潔に保つことが期待できます。特に、アトピーを悪化させる原因として有名な「黄色ブドウ球菌」は、単純温泉・炭酸水素泉・硫黄泉・酸性泉などによって殺菌されます。その結果、アトピーのかゆみや腫れなどの症状を和らげることに繋がります。

ただし、温泉入浴後しばらくすると、肌が乾燥してアトピーの症状が悪化することがあるため、入浴後は早めに保湿をおこなうことが大切です。また、入浴するだけでなく、温泉水を飲用することでも温泉の効能を得られる場合があります。

ホルミシス療法

ホルミシス療法では、微量の放射性物質を浴びることで体内の細胞を活性化させます。放射性物質は、大量に浴びると人体に悪影響を与えますが、微量の場合はかえって良い影響を与えることが科学的に実証されています。

ホルミシス療法にはいくつか種類がありますが、アトピー症状の軽減が期待できるのは、ラジウム温泉です。鳥取県の三朝温泉や、兵庫県の有馬温泉などのラジウム温泉は、昔から湯治場として有名で、アトピーに悩む多くの人が訪れています。

ラドン浴

ラドン浴は、ラジウムから生じる放射性物質であるラドンを吸い込むことで、アトピーの症状を和らげることを目指す方法です。前述の通り、ラジウム温泉はホルミシス療法の場として使われますが、そこで発生している放射性物質がラドンです。そのため、ラジウム温泉に入浴することもラドン浴の一種ですが、わざわざ温泉まで行かなくても、自宅などでラドンを発生させればラドン浴が可能です。

ラドン浴で人気のあるものとして、ラジウムボールを使った方法が挙げられます。一般的な家庭の浴槽にボールを入れ、一定時間置くことで、浴室内にラドンが充満します。

＞＞ラドミスのラドンバスについて詳細はこちら

ラドン吸入

自宅でできる方法としては、ラドン吸入もおすすめです。ラドン吸入では、専用の機器を使うことでラドンを人工的に発生させます。

原理としてはホルミシス療法と同様ですが、自宅に設置した吸入器で治療できる点が特徴的です。また、ラドンボールよりも効率的にラドンを発生させられるため、より効果を期待できるでしょう。

＞＞ラドミスのラドン吸入器について詳細はこちら

免疫機能の向上が期待できるラドミスの「ホルミシスルーム」

アトピーにお悩みの方には、ラドミスの「ホルミシスルーム」をおすすめします。ホルミシスルームとは、高濃度のラドンと酸素を高気圧のカプセル内で全身吸入できる部屋です。ホルミシスルームに一定時間入り、ラドンと酸素を身体全体で吸入することで、免疫機能の向上や基礎代謝の向上、体内酵素・免疫力機能向上が期待できます。

ホルミシスルームは、東京都千代田区にあるラドミス本社にてご利用いただけます。オンラインやお電話でご予約可能なので、ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

＞＞ラドミスのホルミシスルームについて詳細はこちら

自宅で手軽にラドン浴ができるラドミスの「ラドン吸入器」

自宅でアトピーの症状に対応する方法をお探しの方には、ラドミスの「ラドン吸入器」もおすすめです。ラドミスでは、SサイズからLLサイズまでニーズに合わせたサイズのラドン吸入器を取り揃えております。

高濃度ラドン222と酸素を同時吸入でき、加湿機能もついているため喉を乾燥から守ります。タイマー機能で使用時間をセットするだけで、電源が自動でオフになるので、休息時・就寝時の利用にも安心です。