玉川温泉の効能とは?料金や注意点など徹底解説

玉川温泉の効能とは?料金や注意点など徹底解説

日本には数多くの温泉地が存在し、温泉の泉質や効能による自然の恵みが心身を癒してくれます。
本記事で紹介する玉川温泉は、環境省によって国民保養温泉地に指定されている名泉のひとつです。
玉川温泉の基礎知識や利用料金、入浴の際の注意点について詳しく解説しますので、湯治を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

玉川温泉とは

玉川温泉とは

玉川温泉は、秋田県仙北市田沢湖玉川の標高740mにある温泉地です。近隣には、玉川ダムによって人工的に造られた法泉湖や日本一深い田沢湖があります。
毎分9,000リットル1ヶ所から湧き出る温泉水は、源泉温度が98℃、pHは1.2です。
湧出量・強酸性ともに日本一を誇り、国内屈指の温泉として知られています。

玉川温泉の最大の特徴は、強い硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれている点です。
硫黄とラジウムによる健康促進や美容効果、神経系の疾患や症状に対する改善効果が期待されています。様々な病気や身体の治癒に高い効果があるとされ、地元の人達には「効きの湯」として親しまれている温泉です。

玉川温泉は何に効くのか

玉川温泉は何に効くのか

玉川温泉は、古くから療養や静養を目的として湯治に来る方が多い温泉です。強酸性の独特な泉質が刺激を与え、様々な疾患の改善に有効とされています。
例えば、リウマチや痛風、脊髄・脳性小児麻痺等の神経系の疾患。高血圧や不整脈、動脈硬化や心筋梗塞などの心臓や血管、血液の循環器系にも良いとされています。
また、白癬症や湿疹などの慢性的な皮膚病にも有効とされ、水虫は7〜10日の湯治で完治したという事例が多数報告されています。

これらの効能は、強酸性の泉質が神経や細胞を刺激することで、様々な健康効果の増進・促進に繋がることが理由とされています。実際に医学の分野において、中枢神経を活性化させることでホルモンの分泌を促し、免疫系が活性化されるという研究報告がありました。
つまり、免疫力や治癒力を高める療法として、玉川温泉の湯治は非常に効果が高い点も信ぴょう性を高める根拠といえるでしょう。
また、温泉の温熱効果によって血行・血流を促進させ、代謝を活発化させることで血管や内臓機能の改善・増進も期待されます。
そのほかにも、玉川温泉の蒸気に含まれる微量の硫化水素ガスを吸入することにより、気道の繊毛が刺激され、粘膜の再生促進によって気管支炎や風邪などにも効果が高いとされています。

玉川温泉 ラジウムの効能とは

玉川温泉 ラジウムの効能とは

玉川温泉の温泉からは、ラジウム放射線と呼ばれる放射能物質が出ています。
ラジウム放射線は北投石と呼ばれる鉱石から出ており、玉川温泉が国内唯一の産出地として特別天然記念物に指定されています。

一般的に、放射線は危険というイメージがありますが、玉川温泉のラジウム放射線は微量であり、効能に期待が持てるとされています。
北投石から放出されるラジウム放射線により、身体の免疫機能や治癒能力を高める「ホルミシス効果」が認められているのです。

ホルミシス効果とは、特定の物質からストレスや刺激を受けることで、身体に良い効果をもたらす現象のことです。
北投石から放出されるラジウム放射線は、ラドンと呼ばれるガスに変化します。
このラドンを全身に浴びることによって、代謝や血行促進、免疫力・治癒力向上など様々な効能に期待が持てるでしょう。

玉川温泉のラドンは体内に約4日間程度残るとされており、この点が高い効能をもたらしている理由のひとつです。
また、玉川温泉のラジウム放射線は人体ほとんど影響がなく、安全に入浴を楽しめます。

玉川温泉と新玉川温泉の違いとは

玉川温泉と新玉川温泉の違いとは

玉川温泉には、約2km離れた場所に新玉川温泉があります。
どちらも同じ源泉を利用しているため、浴場自体は同じと考えて差し支えありません。
玉川温泉と新玉川温泉の主な違いは、温泉地の目的などです。

まず、玉川温泉は身体のケガや病気を癒すための湯治を目的とし、中長期的な利用客ための温泉地です。
対して新玉川温泉は、温泉を楽しむ観光客向けの短・中期型の宿泊施設という区別がされています。
温泉施設も差別化され、玉川温泉はトイレ・TV・冷蔵庫がない部屋もあり、宿泊客が自分で自炊する自炊棟が設営されているのが特徴的です。
一方の新玉川温泉は、テレビや冷蔵庫、バリアフリー完備など設備が充実しています。

どちらに宿泊しても条件付きで大浴場や岩盤浴の相互利用が可能ですが、冬季は交通規制や天候などにより利用できないケースがあるので、事前に確認しておきましょう。

玉川温泉の日帰り入浴について

玉川温泉の日帰り入浴について

玉川温泉は静養・療養を目的としている温泉ですが、日帰り入浴の利用も歓迎されています。

冬季と夏季で期間と営業時間が異なり、夏季期間は4月中旬〜11月30日までの営業時間は10時〜15時(最終受付時間14時半)です。
冬季期間は12月1日〜4月中旬までの営業時間が10時〜13時半。冬季は営業時間が短く、国道は通行止めによる路線バスの利用に限定されるので注意してください。

入館料は大人800円、子供400円。幼児以下は無料で利用が可能です。
夏季限定で、広間にて相室利用の有料休憩室が解放されています。
こちらは大人1,500円の子供800円で、入場料込みの料金です。
なお、タオルとバスタオルのレンタルは実施していないため、入浴の際はタオルとバスタオルは持参するよう、注意が必要です。

冬場は営業時間の短縮と交通ルートの規制などの制限があるので、日帰り入浴の際には事前に下調べしておくことをおすすめします。

玉川温泉の宿泊について

玉川温泉の宿泊について

玉川温泉は歴史ある湯治宿のため、基本的に建物が一般的なリゾート観光とは異なる独特の雰囲気を味わえる施設です。
湯治に特化している温泉であるため、テレビやトイレが設置されていない客室もあります。
湯治は、温かい温泉水や温浴による健康を維持・回復する入浴療法です。
病気やケガの治療や療養と割り切り、本格的な湯治を楽しめる方なら玉川温泉を満喫できるでしょう。

また、宿泊費は玉川温泉のほうが格安で、設備の分だけ新玉川温泉のほうが割高です。
客室によっては1万円以上の差額があるケースもあります。観光やリゾート目的なら、客室設備が充実している新玉川温泉がおすすめです。
玉川温泉の温泉浴場が利用でき、大浴場の無料チケットも1日1回配布されます。

シーズンによっては宿泊費や利用できる施設が異なる場合があるので、問い合わせなどから調べておくのがおすすめです。

玉川温泉の注意点

玉川温泉の注意点

玉川温泉をご利用する際には注意しておくべき点があるのでご紹介しておきます。

玉川温泉の温泉水は刺激が強く高温なので、お湯に浸かっている時間には十分に注意してください。
これは高温の温水に長時間浸かったことによる脱水症状や乾燥肌、頭痛・めまいを引き起こす可能性があるからです。
長風呂によってのぼせないよう、水分補給や適度な休憩を入れながら効率的に湯治を楽しみましょう。

館内で推奨されている温泉の入り方をよく理解して正しい入浴方法を心がけてくださいね。

国内のラジウム温泉は、環境省によって安全性を認められているので、放射能の影響はほとんどありません。
しかし、ラジウム温泉は一般的な温泉よりも刺激が強く、高血圧などの入浴そのものを避けた方が良い疾患がある方は特に注意が必要です。

また、玉川温泉の温水や蒸気は酸を含んでいるため、装飾品の故障や破損、変色してしまう恐れがあります。
腕時計やネックレスなどの貴金属類は入浴前に外してください。

玉川温泉は、客室の設備などが充実しているわけではありません。療養かリゾートか、宿泊前に目的を明確にして利用することをおすすめします。

まとめ

玉川温泉は国内でも屈指のラジウム温泉

いかがだったでしょうか、玉川温泉は国内でも屈指のラジウム温泉と知られ、湯治に特化している高濃度・高酸性の天然温泉です。

豊富な温泉湧出量と高い硫黄含有量が特徴的で、泉質の特性によるホルミシス効果でリウマチや関節炎の緩和、美肌・ダイエット・デトックスなどの美容効果に期待できます。

日帰り入浴で湯治を楽しむこともでき、伝統的な歴史と四季折々の美しい風景を満喫できるでしょう。
観光気分で温泉を楽しむなら、新玉川温泉もおすすめです。

豊富な湯源と豊かな自然が融合した玉川温泉は、健康と癒しを大勢の方々に提供してくれる温泉です。
本記事を読んで興味を持った方は、ぜひ一度玉川温泉に訪れてみてはいかがでしょうか。

都内で玉川温泉と同様の効果を得る方法

都内で玉川温泉と同様の効果を得る方法

ここでは、都内で玉川温泉の湯治効果が得られるホルミシスルームをご紹介します。

東京都千代田区岩本町1丁目にあるラドン温泉ホルミシスルーム「ラドミス」では、どなたでも手軽に高濃度のラドンと酸素を高気圧のカプセル内で全身吸入することが可能です。
ここでいうラドンとは、ラジウム鉱石から発生する放射性物質のラジウムが変化した気体を意味します。
玉川温泉の効能は、地下から湧きだす温泉が気化して空気中に拡散されたラドンガスによるものです。
ホルミシスルームでは、玉川温泉と同等のラドンガスを使用することで、玉川温泉と同様のホルミシス効果を実現しています。

新陳代謝の促進と免疫力・自然治癒力の向上を図ることができ、湯治に特化した玉川温泉と同様の効果を得ることが可能です。
関節リウマチはもちろん、腰痛やアレルギー性皮膚炎、ガン予防やアルツハイマーなどへの効果も期待されています。
料金は2種類ある50分のコースが、どちらも3,000円とリーズナブル。クレジット払いや電子マネー決済にも対応しているので、負担なく気軽に利用できます。

世界でも有数の温泉大国である日本には、数多くのラジウム温泉があります。
しかし、天然のラジウム温泉がある場所は近場とは言い難く、時間的余裕がないという方も多いかもしれません。

気軽に心身のリフレッシュを図りたい方は、ラドンホルミシスルーム「ラドミス」を試してみてはいかがでしょうか。
日本橋など4駅に囲まれた好アクセスなので、都内近郊はもちろん、遠方からでもストレスなく移動できます。
事前にオンラインで予約をしておけば、スムーズに利用できるのでおすすめです。

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