トロン温泉は危険?効能や注意点を分かりやすく解説

トロン温泉は危険?効能や注意点を分かりやすく解説

トロン温泉という言葉を聞いたことはありますか?トロン温泉は、ローマ時代の皇帝が奇跡の湯と名付けた温泉です。

日本ではトロン原石を使用した人工の温泉になります。その効能は、遠赤外線効果により体の芯から温まるということが特徴です。

ところが、トロン温泉は放射線が出ているから危険だという噂もあります。トロン温泉は本当に危険なのでしょうか?そして、トロン温泉にはどんな効能があるのでしょうか?

この記事では、トロン温泉の効能や注意点を分かりやすく解説します。トロン温泉について興味のある方は、ぜひお読みください。

トロン温泉とは?

トロン温泉とは?

トロン温泉とは、希少な鉱石であるトロン原石を使って作られた温泉のことです。トロン原石は、ローマ時代にドイツで発見された天然の薬石で、ミネラルが豊富に含まれています。

ドイツのバーデン・バーデンにあるトロン温泉は、カラカラ皇帝によって「奇跡の湯」と呼ばれていました。貴族が戦争で傷ついた身体を癒すために、利用されていたと言われています。

ドイツのトロン温泉は天然の温泉です。しかし、日本でトロン温泉と呼ばれているものは、トロン原石に他の鉱石や医薬部外品を混ぜたものを使っています。そのため、日本のトロン温泉は人工温泉になります。

人工温泉とは

人工温泉とは、天然の温泉と同じような効果を得るために、お湯に天然鉱物から作られた薬剤や鉱石を加えたものです。人工温泉には、厚生労働省が認めた医薬部外品が使われています。そのため、自宅のお風呂に市販の入浴剤を入れただけでは、人工温泉とはいえません。

また、人工温泉は温泉法で定められた『温泉』とは違います。温泉とは、地中から出てくるお湯・鉱水・水蒸気・ガスで温度が25度以上、特定の成分が一定量以上含まれているものです。人工温泉は、地中から出てくるお湯ではなく、後から成分を加えたお湯のため温泉とは呼べません。

人工温泉は、『療養泉』とも違います。療養泉とは、温泉の成分が特定の病気に効くと科学的に証明された温泉です。そのため療養泉は、泉質や効能を表示できますが、人工温泉は温泉としての効能の表示はできません。しかし、人工温泉には、医薬部外品の成分が入っているため、医薬部外品としての効能を表示できます。

トロン温泉などの人工温泉に使用されている薬剤は、法的には定められていません。ただし、天然温泉と同じくらいの品質を持つとして、『準天然温泉』という名前で呼ばれることがあります。

トロン温泉の特徴

トロンという放射性の鉱石を水に溶かしてつくっているため、人工の温泉です。人間の体は有機物でできているため、温浴水に果実酸を含む有機物を加えることで、皮膚に浸透しやすくしています。また、トロンが身体を活性化させる効果も期待できます。

トロン温泉の効能

トロン温泉の効能

トロン温泉に入ると、体が温まり汗をかきやすい状態になります。これは、トロンから発生したイオンが皮膚を通して体内に入り、血液やリンパの流れを良くするためです。

血液やリンパの流れが良くなると、体にたまった不要なものや毒素が排出されやすくなります。これによって、免疫力を高める効果が期待できます。

トロンとは?ラドンとの違いは?

トロンとは、放射性元素の一種でラドンと似ています。トロンはトリウムという元素からできますが、ラドンはウランという元素からできます。また、トロンは半減期が短いですが、ラドンは半減期が長いことが特徴です。

トロンの特徴

トロンはアルファ線を放出する物質で、高いエネルギーとイオン化能力を持っています。イオン化とは物質への活性作用の事です。

トロンが体内に入ることで、アルファ線によって細胞を活性化させます。これによって、体の酸化ストレスや炎症を抑え、血液やリンパの流れを良くします。これが、トロンによって期待できる効能の仕組みです。

トロンには免疫システムの働きを整える働きがあるため、さまざまな病気の症状を軽減する効果が報告されています。

トロンの作用

トロンから出る放射線は、体の細胞に微かなダメージを与えます。このダメージを修復するときに、体は自分の防御力を高めます。これが、トロンによる身体への作用です。

たとえば、活性酸素を消す酵素や、がん細胞を殺す遺伝子が増えたり、傷ついた細胞を自ら処理する機能が活発になったりします。これによって、病気になりにくくなったり、既にある病気の治りが早くなったりします。

ただしトロン温泉の効果について、保証はできません。個人差がありますのでご注意ください。

効果の科学的根拠

トロン温泉は、戦前の理化学研究所で放射物理化学の研究に従事していた飯森里安博士と畑晋博士によって考案されました。彼らは、天然のラジウム温泉の不便さや危険性を解消し、安全で効果的な人工の放射線温浴水を作れる理論を確立したのです。

またトロン温泉の効果には、科学的な根拠があります。トロン温泉の効果は、放射線のホルミシス効果と臨床試験によって説明されています。

ホルミシス効果と適応応答

放射線のホルミシス効果とは、少量の放射線が人の自然治癒力を活性化する効果のことです。アメリカのラッキー教授が提唱したもので、世界中で研究されています。

放射線は細胞のDNAに少しだけ傷をつけますが、その傷を修復するときに、身体は自分の防御力を高めます。この防御力は、抗酸化作用や免疫力などのことです。

また適応応答とは、放射線に被爆した経験があると、放射線に対する耐性が高まるという現象です。これは、放射線によって細胞の機能が活性化されるためです。トロン温泉は、少量の放射線を時間をかけて浴びることで、これらの現象を利用して体の健康を向上させられます。

臨床試験のデータ

トロン温泉の効果は、実際に臨床試験で確認されています。2008年10月に、岡山大学医学部の山岡聖典博士の指導のもと、トロン温泉に入った人たちのデータを調べました。

健常者や糖尿病、高血圧、リウマチなどのグループに分けます。そして、2週間(1日30分、週5回)トロン温泉に入り、そのデータを集めました。

その結果、生活習慣病に関係する数値が改善され、免疫機能が向上することが分かってきたのです。高血圧や血糖値、コレステロール値が下がり、免疫システムの働きが活発になり、関節リウマチの進行が抑制されました。

参考元:学会発表 | トロンで未来をつくる会

トロン温泉は危険か?

トロン温泉は危険か?

トロンは放射性元素の一種ですが、トロン温泉は危険ではありません。トロン温泉に使用しているトロン原石は、微量のアルファ線を放出します。

ただし、これは約12時間で放射線を出さない安定した元素に変化します。最終的には放射線をだしません。

ラドンが安定した元素になるために約23年必要なことを考えると、ものすごく短い時間です。トロンは、半減期も短いため身体に蓄積される心配が少ない放射性元素になります。

入浴による被ばく?

トロンから発生するアルファ線は、質量が大きくて遅い粒子で、透過力が低いのが特徴です。そのため、空気中ではほとんど移動できず、地面や食べ物などの表面に付着しています。

アルファ線は、紙やアルミのような薄い物質で容易に阻止できます。つまり、アルファ線による外部からの被曝はほとんど心配ありません。

トロン温泉に入浴すると、わずかながら被ばくするかもしれません。ただし、その量は自然界に存在する放射線のレベルと同じかそれ以下です。

トロン温泉は人工的にトロンを抽出して作られているため、放射性元素の種類や濃度は常に一定です。天然のラジウム温泉と比べると、トロン温泉は半減期が短く、ラドンなどの有害な放射性ガスを発生しません。そのためトロン温泉は安全で効果的な放射能泉と言えます。

入浴時間と回数について

トロン温泉は、遠赤外線効果により体の芯から温まる温泉です。そのため、長時間入浴すると湯あたりのリスクが高まります。そのため入浴の仕方について、次のことに注意してください。

まず、体をきれいに洗ってから湯船に入りましょう。これは、入浴剤の成分が効果的に浸透するためです。

1日に2回から5回まで入浴できますが、回数が多くなる場合は1回の入浴時間はなるべく短くしてください。最初の入浴は5分ほどで十分です。このとき、汗がたくさん出ることで、体の不要なものが排出されます。

湯から上がったら、すぐにシャワーを浴びたり水をかけたりしないでください。タオルで優しく体を拭いて、ゆっくり休みます。お茶などに含まれるビタミンCを摂ると、湯疲れを回復するのに役立ちます。

2回目以降の入浴は10分以内にしましょう。休憩時間は十分にとって、湯あたりしないように気をつけてください。

トロン温泉入浴時の注意事項

トロン温泉は、身体の細胞を活性化させる特殊な泉質です。入浴すると多くのエネルギーを使います。そのため、「熱がある人」「急性の病気にかかっている人」「体力が極端に低下している人」「妊娠中や産後すぐの人」は入浴を控えてください。

健康な人でも、入浴後に発熱や悪寒、発疹、痛みなどの反応が出るかもしれません。これは一過性のため、心配する必要はありません。症状が強いほど、効果が高いということです。

しかし、症状が2〜3日以上続く場合は、入浴時間や回数を減らしたり、入浴を休んだりしてください。また、不安な場合は、かかりつけの医師に相談してください。

まとめ

トロン温泉は、トロン原石と呼ばれる人工の鉱石を使って作られた温泉です。トロン浴素から出る遠赤外線で体の奥から温められ、血液の流れが良くなります。これにより、免疫力を高める効果が期待できます。

トロン温泉は危険ではありません。放射線の量は自然界のレベルと同じかそれ以下で、半減期も短いため身体に蓄積される心配もないと言われています。

トロン温泉の効果は、科学的な根拠や臨床試験によっても裏付けられています。ただし、トロン温泉は入浴するときに、時間や回数に気をつけましょう。トロン温泉に興味のある方は、ぜひ一度試してみてください。

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